WoWをVPN経由で接続
WoW記事です。今は書けるブログはここしかないので、備忘録替わりに書いておきます。他にも困ってる人がいたらご参考までに。
ここのところLatencyが500を超えるのが当たり前で、レイド中は1000を超えてキャストしても打てない、足元が見えない、プリポットしたのに戦闘後に飲んでるなどなど、数々の楽しいネットワークDebuffを味あわせていただいてました。
どうやら話によると日本のISPのどこかがブロックされてて、鰤への途中経路が細い、そして遠くなっている可能性があるようです。
しかし他の日本人は問題は出てないので、最初は自分の光回線(ソフトバンク光)、プロバイダ(yahooBB)周りを調べたり、ルーターのファームアップや、接続方法をWifiから有線にしたり、機器を再起動してIPアドレスを更新したりしてたのですが、一向に改善しませんでした。
そこでギルドの人で実際にやっている人がいたのと、WoWのフォーラムででLatencyに関する投稿を見ていると、VPNを利用して解決している人が多くいたので自分もVPN経由の接続を試してみることにしました。
最初にみたのはフォーラムに書かれてたここなのですが、単純に2015年のオススメになっていたのでPIAにしました。
http://www.tomshardware.com/reviews/best-vpn-services,4130.html
PIA
https://www.privateinternetaccess.com/pages/buy-vpn/
月契約だと$6.95で、年間契約にすれば$3.33と安くなります。今回はお試しの意味もあり、$6.95を支払いはPaypalでポチりました。購入が終わるとIDとパスワードが書かれたメールが送られてきます。アカウントはPC、Mac、スマホなど複数デバイスで共用できます。
そしてクライアントはこちらからWindows用をダウンロードしました。
https://www.privateinternetaccess.com/pages/client-support/?utm_source=email&utm_medium=textlink&utm_campaign=private-internet-access-account-activated-10-08-2015
でも、ここからが難所の連続でした。通常ならダウンロードしたクライアントのセットアップ.exeを管理者権限で実行するだけでいいのですが、わたしの場合は実行すると一瞬コマンドプロンプトのウィンドウが出て、その後は何も始まらずインストールから出来ない状態に陥りました。
一瞬表示されるコマンドプロンプトの中身をよく見てると、Ruby関連のファイルが読み込めないといったメッセージが出ているようです。
後から分かったことなのですが、Windows8でユーザー名に日本語などのマルチバイトの文字を設定していると、ユーザーのディレクトリもマルチバイト文字で作られてしまい、それがPIAのインストーラーはうまく認識できず、エラーになっているようです。
そりゃそうですよね、外国のソフトはマルチバイト文字なんて考慮しなくていいですし。
少し話しはそれますがWindowsのほうは一旦置いといて、試しにモバイルで使っているMacBook AirにPIAクライアントをインストールしてみると、なんの問題もなく完了。そして送られてきたID、パスワードを設定して無事VPN接続できました。
MacBookではiPhoneのテザリングで接続してるのですが、これまでは自宅同様Latencyが500前後でMacBookの非力も相まって、常にカクカクした状態だったのですが、VPN接続後は200前後に落ち着き超安定しました。
これはモバイルでも使えそうです。
Windowsのほうで次に試したのは、PIAクライアントではなくOpenvpnクライアントを使った接続方法。
https://www.privateinternetaccess.com/pages/client-support/windows-openvpn
こちらはインストールは簡単に終わり接続後にVPNのIPアドレスを受け取れてたように見えたのですが、VPNの接続状態を見てみるとうまくトンネリングが出来ず、生IPアドレスが相手に見えてました。
赤い文字だとVPNで接続できてない状態です。
この後小一時間ほどOpenvpnのWindowsに関するFAQを読んだりして悩んだのですが、どうもWindows8のバグっぽいのもあるらしく思った以上に根が深そうなので、Openvpnに時間をかけるより次の方法を試してみることに。
次はL2TPによる接続です。
https://www.privateinternetaccess.com/pages/client-support/windows8.1-l2tp
こちらはソフトをインストールするというより、Windowsが標準で持っているプロトコルを設定していく感じですが、なかなか複雑で慎重に進めていきました。
手順に沿ってやっていけば問題ないと思いますが、注意点としてはL2TP用のアカウントをユーザーページより事前に取得しておくことです。
そしてL2TPでようやくトンネリングも成功し、接続状態もグリーンに変わりました。
VPN接続は通信が暗号化されて個人の生IPアドレスが晒されなくなるので、普通にインターネットするのでも個人情報の保護に役立つと思いますが、国内のネットラジオなどが聞けなくなるのはご愛嬌ってことで。
まずはWoWが快適になったので良しとします。
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ちょっと追記です。VPNで速度が改善される原理としては、通信経路が変更になるからだと思います。
たとえば、自分(プロバイダ/キャリア)をA、ブリザードをZとした時に、途中経路のBがボトルネックになっていたとすれば、単純に違うルートであるCを経由するようにすればいいのです。
これをVPNサーバーへ接続することで実現しています。
[A]--->[B]--->[Z]
↓↓
[A]--->[C]--->[Z]
このCをZにより近いVPNサーバーを選択すれば、さらに速くなるということです。
自分は今西海岸カリフォルニアのVPNサーバーを選択しましたが、Alexstrazaはシカゴにあるサーバーなので、より近いVPNサーバー変えて、さらに改善するかテストしてみようと思います。